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手造り家具のある暮し/作品紹介(3)
2018.07.09 / 暮らし
- 意匠設計部S.M
DIY歴20年。意匠設計部の馬島です。
前回アップしたDIY家具の作品紹介コラムを、たくさんの方が見ていただきました。ありがとうございます。
さて、これまで家具作りを中心に紹介してきましたが、今回は目先を変えて、屋外のDIYです。
■花壇
我が家。さほど広くない敷地ながらも、わずかに設けた花壇スペース。
ピンコロという外構用の石を円形に並べた、平坦でシンプルな花壇でしたが、
風が吹けば花壇の中に落ち葉などのゴミが溜まるし、
溜まらないように土を盛ると、雨が降ったら道路に土が流れてしまうという問題がありました。
下の写真が当時のピンコロ花壇の様子です。
だったら型枠を組んで、コンクリートの花壇を作っちゃおうと思い、
今から三年前の夏に花壇を制作。
メインの型枠は、杉板の表面が間違って出てくれればラッキー…、
程度の僅かな期待を込めて使用。
それ以外の材料は、内装で使った端材を継ぎ接ぎしているのもあり、
とても“RC建築のデザイン集団”の一員がやったとは、恥ずかしくて
お見せできない部分でもありますが、、こんな感じで型枠を自作。
コンクリート打設はプラ舟を使用し、家族総出で敢行。
子供達に、セメント・砂・砂利・水の担当を割当て、量を計らせ、
大人はひたすら手練りでコンクリートを作るという過酷な流れ作業です。
当時、工事を記録しようという考えが無かったのと、時間との勝負でもあった為、
打設時の写真は一枚もナシ。
そして打設工事の約1週間後、型枠を脱型。
思っていたより上手くできたのと、杉板の木目が出て満足のいく結果に。
最後の仕上げに、笠木板を天端に取付け完成。
それから三年経過した今の花壇です。
お気に入りは「アサギリソウ」で、土が見えないくらい元気に育ってます。
こちらは植えた当時のラベンダーで、
下は昨年のラベンダー。
順調に育ち、夏には花が摘めるほど咲いてくれて、家族を楽しませてくれます。
型枠材で使用した杉板は、プランターボックスとしてリサイクル。
意図的に出そうと思っても出せない味があります。
そんな花壇を制作した三年前のお話しでしたが、
当時は手練りでコンクリートを作るなんて無謀だとか、周りに言われたりもしましたが、
やってみて学べたことも多かったですし、自分にとってプラスになることばかりでした。
コンクリート工事なんてやる機会は少ないと思いますが、
まさにLets Enjoy DIY。何でも作って楽しんじゃいましょう!