
Likeジャーナル
Likeのレシピ#1 心地よい住まいのための土地選び
2018.02.21 / プロセス
- 意匠設計部S.M
デザインセンターの分譲住宅「Like」シリーズは、土地選定から、企画、施工、販売まで、それぞれの過程で「心地よい住まい」のための工夫や判断がなされています。
「Likeができるまで」を見ていく中で、今、住まいを探している方、これから住まい探しを始めようと考えている方の参考情報となればと思います。
○土地選定について
立地条件は、快適な暮しにとって重要な要件
住まいの心地良さを獲得するためには、その建物の内装や間取りなどももちろん大切ですが、立地条件も快適な暮らしの重要な要素となります。
例えば交通アクセスの良さ。
Likeシリーズでは、特に地下鉄駅徒歩圏という条件をプライオリティの上位に置いて土地を選定しています。通勤に公共交通を使う比率が高く、共働き家庭が多い都市部の居住環境として、地下鉄駅まで徒歩10分以内という条件の恩恵は大きいと考えるからです。
また、日々の生活に便利な周辺の商業・公共施設の充実も魅力となります。
仕事帰りにも買い物ができるスーパーや商業施設、銀行、郵便局、スポーツジムなどが近隣にあると便利であるとともに、家族の暮しも豊かになります。
駅近、公園前の分譲企画の例

住環境を分譲企画に活かしたひとつの例として、今回は、2017年に企画販売したLike豊平公園をあげてご紹介します。
この物件は、地下鉄駅徒歩4分の場所にあり、駅周辺にはきたえーるや植物園、温水プールなどもあります。そして敷地の目の前が公園という立地環境でした。
二階リビングの大きな窓、広々としたバルコニーからは公園が見え、南向きで日当たりもいいため開放感があり、心地よく一日を過ごすことができます。
単に眺望が良いだけではなく、公園はよほどのことがない限り建物が立たないので、眺望が変わることもなく、将来的な資産価値の維持にもつながります。
この公園は、冬期間の排雪場所として近隣住民に利用されています。

公園前のメリット
★メリットと考えられる点
- 手近で子供を遊びに連れて行ったり、ペットの散歩やジョギングなど楽しめる場となる。
- 休日にはイベントを行っている公園もあり、気軽に足を運ぶことができる。
- 自然が多く緑豊かだと、住まいの資産価値が高く保てる。
- 向かいに建物がないため眺望が良い。
- 向かいの窓と視線が合う、などの悩みがなく、日照や風通しも良い。
Like豊平公園は、駅近、南向き、目の前が公園ということで、立地環境としては恵まれた場所として好評を博した分譲企画でした。ただ、中には公園前の環境がすべてにおいて最良と思われないお客様がいることも事実です。
★気になる場合も…
- 夜間はひとけが無くなり、防犯上の不安。
- 公園周辺への違法駐車やエンジン音が気になる場合も。
- 公園の環境などによっては砂ぼこりなどが気になることも。
できるだけ多くのメリットを提供できる場所を選定
分譲企画の土地を選定する段階で、もちろん土地の価格や面積などの判断基準もありますが、立地環境の面から考えた場合、そこに住む方にとってできるだけ多くのメリットが提供できる場所を選ぶということが、基本的な考え方としてあります。
そこにどのようなプランを企画するかについては、また次の機会に。