HOME > 当社の価値・サービス一覧 > 木造住宅の許容応力度計算 | 構造設計
確かな安全性
建築物には、居住性・デザイン性・価格などさまざまな性能が要求されます。そのなかで、何よりもまず"安全であること"は全ての建築物における基本であり、当然あるべき性能です。ところが、耐震偽装問題に端を発し、さまざまなものの安全神話が崩れ去った今、確かな安全性は問題が起こらぬ限り最も確認しにくいもののひとつともいえます。大手ハウスメーカーでもこれらエンドユーザーの不安を受け、「構造計算による認定商品」や「構造計算で確認された認定工法」を謳い、顧客獲得に動いています。今、安全性能は「皆様の培われた技術・経験」+「根拠ある形」で示さなければなりません。
4号特例の見直し
小規模木造住宅に係る確認審査省略の特例(いわゆる「4号特例」)が適用された建売物件において約1800棟の強度不足が明らかになり、4号特例の見直しが検討されました。国土交通省住宅局によると、時期は未定としながらもその準備として、大工・工務店・設計者等に「木造住宅の構造計画」の講習会を実施し、見直し内容を周知後施行する予定としています。社会要求に出遅れる政府や同業者よりも、一歩先を見据えた対応が必要です。
現在、2階建て木造住宅(4号物件)は、建築基準法上のいわゆる「軸組計算」で構造の性能を担保しています。しかし、見比べると必ずしも安全性を確保しているとはいえません。軸組計算は最低レベルであり、プロの皆様の経験や余裕度で安全性を確保しているのが現状ということになります。
| 軸組計算(従来) | 許容応力度計算(当社の設計) | |
|---|---|---|
| 荷重の算定 | なし(1981年当時の一般値を根拠に係数化) | 実情に合わせた荷重算定 |
| 材料・設備の変遷で建物は重量化。基準法の設定は現在の建物には「軽い」といわれています。 | ||
| 積雪荷重の算定 | なし | 地域ごとの積雪荷重を考慮 |
| 多雪地域にとっては当然要求されるべき性能です。 | ||
| 地震力の算定 | なし(1981年当時の一般荷重値を根拠に係数化) | 実情に合わせた荷重より算定 |
| 建物重量に比例します。ゆえに軸組計算では少なく見積もられ地震への耐力不足が起こりえます。 | ||
| 風圧力の算定 | なし(一般地域の数値をもとに2段階係数化) | 地域特性を考慮した9段階の区分け |
| 一般地域の軸組計算では9段階のうち下位3段階程度に該当。海岸地域等は耐力不足の可能性があります。 | ||
| 耐力壁の算定 | 耐力壁のみ | 耐力壁+準耐力壁 |
| 実験や地震被災状況の研究で、「耐力壁以外の雑壁が建物性能の30~50%を負担している」という結果が。その雑壁(準耐力壁)を無視してしまっています。 | ||
| 床構面のチェック | なし(火打ち材の設定のみ) | 床構面の耐力確認 |
| 軸組計算は床が剛であることが前提なのにノンチェック。さらに近年の面材利用の高倍率耐力壁の使用で床は耐力不足になりがち。 | ||
| 各部材断面のチェック | なし(スパン表等の略算・経験値) | 実応力度との確認 |
| 略算・経験値による断面の過不足が考えられます。 | ||
| 金物の選定 | 告示仕様・N値計算法 | 実応力での詳細計算 |
| 少なく見積もられた荷重根拠と一般仕様化により過不足が考えられます。 | ||
※デザインセンターでは、今までご要望にお応えできなかった3階建て混構造(壁式鉄筋コンクリート+木造)に対応するため、木造許容応力度計算システムを導入しました。それに伴い、現在構造計算を必要としない2F建て木造住宅にも構造計算を行い、根拠ある形で安全性を確認できる新たなサービスをご案内いたします。
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